塾長
伊藤 鋼一
『意気自如』

あいさつ
伊藤塾は「社会正義の実現、治安秩序の維持」という崇高な使命感を担う警察官を目指す若者を育てる目的で2010年4月2日、私塾として発足しました。発足以来、当塾においては「変革を畏れず、常に挑戦する心を持ち、幅広い視野とグローバルに活躍できる若い人を育て」、「直向に警視庁警察官を目指す若者」を必ず警察人生へと送り出し、更にその先、将来の警視庁幹部として組織の中枢を担うことができる若者、そして法の実務執行者として、「街の変化を捉え、街の人たちの声に真摯に応えることが出来る警察官」を育てることのみを目的として、新しい時代を切り拓くことが出来る若者を支援、指導してきました。
当塾が主として「警視庁警察官の道を志す若者」に拘っていることには大きな理由があります。警視庁は日本警察制度発祥の礎を持ち、伝統と歴史がある組織であること、警察職員一人ひとりに首都東京を守る気概があること、犯罪のグローバル化など多様化する犯罪に素早く対応し、プロフェッショナルを育てる環境があること、そして何よりも職員一人ひとりが、「首都東京を守る矜持と警視庁警察官の誇りと自信」があることが大きな理由となっています。
公務員は「一貫性と継続性が重要」と言われますが、そのようなことは決してありません。 常に変革を求める挑戦の心と、積極的で、更なる前進をする姿勢が必要なのです。 全国警察を牽引する役割を担い、常に新しいことに挑戦する警視庁は、それらを併せ持つ組織と言えるかも知れません。警視庁は「街とともに、人とともに・首都東京を守る矜持と誇り」を警察官採用コンセプトとして、真直ぐで、愚直に動ける若者を数多く採用していますが、現在では警察官を憧れる若者の多くが「警視庁マン」を目指して警視庁採用試験を受験するため、非常に狭き門となっています。私がかって警察官を目指した頃と格段の差があります。
心と体がタフであり、更には明晰な頭脳と明確な目的意識がなければ、警視庁警察官への道を歩むことが困難な時期と言えるのかもしれません。伊藤塾は今後も直向きに警察官、更には国を護る防人を育ててまいります。保護者の方々も、志高く警察官、防人を目指すご子息、ご令嬢を温かくお守り下さいますようお願い申し上げます。
今後も警察に対する街の人の期待は永遠に続きます。1874年(明治7年)欧州で警察制度を学び帰国した薩摩藩士川路利良が大警視となって日本警察制度が発足しました。発足以来、その骨幹は揺るぐことなく脈々と受け継がれてきています。川路大警視の語録「警察手眼」は警察官のバイブルでもあり、語録「聲なきに聞き、形無きに見る」、「人の耐え難いところを耐え、人の忍び難いところを忍び、人のなし難いところを為すことである」、「軍は外への盾、警察は内なる薬餌である」などなどは、今でも警察官の教えとなっています。志高く先人が血と汗と涙で築きあがてきた警察官魂を引継がれ、警察人生を歩まれることを願っています。
塾長
伊藤 鋼一

著書
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2010 - present
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